もっと線をくっきりさせたいと思った時、モノクロ2階調を使用すると成功します。
あまりモノクロ2階調という言葉を聞き慣れず、どんな特徴があるのかいまいちわかっていない方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、モノクロ2階調の特徴や利用の仕方など詳しく解説していきます。
モノクロとはそもそも何?
モノクロと聞いたら、はじめに思いつくのは白と黒の画像ではないでしょうか。
中にはセピア色など、少し暗めの色を思い描く方もいるかもしれません。
しかし実際は、もし黄色やオレンジなど明るい色だとしてもモノクロと呼べます。
モノクロの意味として単色を表すからです。
ただ、実際には明るい色が単色で使われていても、モノクロと呼ぶ人はほとんどいません。
だいたいの人は瞬時に、白黒の画像をイメージするでしょう。
モノクロ2階調とは?
モノクロだけでは単色という意味で、広く考えると黄色やオレンジでもOKでした。
しかし、モノクロ2階調となると、何の色でも良いわけではなく真っ黒と真っ白の2色しか使用できない決まりになっています。
線をしっかりとハッキリ出したい時に、モノクロ2階調を使用すると上手にいきます。
ただ斜めの線を引こうとすると、真っ黒と真っ白だけになるため線がガタガタになりやすいです。
きれいな滑らかな線にはなりません。
モノクロ2階調の利用の仕方
2階調にしたいデータを出して、画像解像度をセットします。
幅や高さなど案内に従って選んでいき、線の様子を見ながら調節していきましょう。
もしあまり線が見えないような場合は、大きめの半径を利用して太くすることも可能です。
自分の納得いく線にしたら、イメージから色調補正を行い2階調化と進んでいきます。
2階調化する境界のしきい値も調節しながら、理想の線にしたらほぼ完成です。
入力と出力は同じ解像度にし、種類の部分は50%を基準に2階調に分けるを選んだら、TIFやPSDで保存しておきましょう。
モノクロ2階調にするメリット
使える色が真っ黒と真っ白と決まっていますので、ほかの色が入り込みません。
その分データを軽くできます。
中には、できる限りデータを軽くしてハッキリとした線を描きたいと考えている方もいるかもしれませんが、モノクロ2階調を使用すれば叶います。
似たようなものにグレースケールがありますが、こちらよりもデータを軽くできるのもメリットです。
グレースケールとは?
モノクロ2階調に似たもので、グレースケールがあります。
こちらの言葉も、モノクロ2階調と同じようにあまり聞いた経験がない方も多いかもしれません。
真っ黒や真っ白だけでなく、グレーを使うことができます。
グレーも、一つの濃さだけでなく254階調で表すことが可能です。
そのため、真っ黒や真っ白だけよりも豊な表現ができます。
細かく中間色のグレーで濃淡をつけ、きれいな色合いにしたい時にはグレースケールがおすすめです。
使っている色は黒だけでも、表現が真っ黒のみではない分さまざまな可能性が広がります。
自分で撮影した写真をよりきれいに印刷したい場合は、グレースケールを選択するのもおすすめです。
思った以上の仕上がりも期待できます。
ただ、より線をくっきりさせたい時にはグレーで濃淡をつける分ぼやけてしまうので、モノクロ2階調を利用すると良いでしょう。
まとめ
印刷する時に線をくっきりと見せて強調したいという場合は、モノクロ2階調を上手に使いましょう。
モノクロは単色という意味で、決して白や黒だけを表していません。
黄色やオレンジなどの明るい色も入ります。
しかし、モノクロ2階調は真っ黒と真っ白の2色だけになります。
データを軽くすることもでき、線もハッキリと出せるため上手に活用してみましょう。
似たものにグレースケールもあります。
ぜひ活用してみましょう。
以上、モノクロ2階調の特徴や利用の仕方・メリットについてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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