ミラーレスカメラで遠くのものを撮影する際には、望遠レンズを用意しておくと便利です。
初めて望遠レンズを手にするのであれば、300mmくらいのレンズを選ぶと良いかもしれません。
本記事では、望遠レンズのメリット、種類、選び方のポイントなどを解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
Contents
そもそも「望遠レンズ」とは?
望遠レンズは、遠くにある被写体を大きく撮影できるレンズのことです。望遠レンズの焦点距離
被写体に近づかなくても撮影ができるため、スポーツ、動物、発表会、風景などさまざまなシーンの撮影に活用されています。
背景をきれいにぼかせることから、ポートレート撮影で用いられることもあります。
望遠レンズの焦点距離
望遠レンズの定義は、メーカーによって異なりうます。
一般的には、35mm換算で換算70mm以上のレンズを望遠レンズと呼んでいます。
望遠レンズは焦点距離によって、「中望遠」、「望遠」、「超望遠」などに分類されるのです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
・中望遠レンズ
中望遠レンズの焦点距離は、35mm換算で70-150mmくらいです。
ポートレート撮影できれいなボケ感を出したい時に最適なレンズです。
・望遠レンズ
望遠レンズの焦点距離は、35mm換算で150-300mmくらいです。
風景撮影、ペット撮影、スポーツ撮影など、さまざまなシーンで重宝するレンズです。
・超望遠レンズ
400mm以上のレンズは、超望遠レンズと呼ばれています。
野生動物、飛行機、スポーツ大会など、近づくのが難しい被写体の撮影に向いているレンズです。
望遠レンズの種類
ミラーレスカメラ用の望遠レンズは、大きく分けると、「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」の2種類があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
・ズームレンズ
ズームレンズは、ズームリングを回すことで、焦点距離の調節ができるレンズのことです。
コンパクトサイズで、持ち運びに優れています。
ただし、レンズ内が暗くなりやすいのがデメリットです。
・単焦点レンズ
単焦点レンズは、焦点距離が固定されているレンズのことです。
明るい撮影ができるため、ボケ感が出しやすく、きれいな画質で撮影ができます。
しかし、値段が高額です。
望遠レンズのメリット・デメリット
望遠レンズを使用すると、被写体に近づかずに大きく撮影ができます。
スマートフォンのカメラでは撮影できない被写体も、望遠レンズならばきれいに撮影できるので、表現の幅が広がることでしょう。
奥の距離を縮めて写す圧縮効果、背景をぼかすボケなどといった表現ができることも望遠レンズの利点です。
望遠レンズのデメリットはブレやすいことです。
被写体がピンボケしないように、撮影時は三脚を用意しておいたほうが良いでしょう。
ほかのレンズと比較して、サイズが大きく、かさばりやすいこともデメリットです。
外で撮影する場合には、持ち運び用のバッグも大きなものを用意しなければなりません。
望遠レンズの選び方
最後に、望遠レンズの選び方のポイントをご紹介します。
・ミラーレスカメラのセンサーサイズを確認しておく
望遠レンズを購入する前に、お持ちのミラーレスカメラのセンサーサイズを調べておきましょう。
センサーサイズは、「フルサイズ」、「APS-C」、「マイクロフォーサーズ」などがあります。
フルサイズは、レンズ側の焦点距離が35mm換算と同等ですが、APS-Cは1.6倍、マイクロフォーサーズは2.0倍となる点に注意しましょう。
・手ブレ補正機能があるか
ミラーレスカメラで動画撮影をするならば、手ブレ補正機能付きの望遠レンズが便利です。
・望遠レンズ初心者には300mmがおすすめ
望遠レンズは、焦点距離が長くなるほど遠くのものを撮影できますが、サイズや重さが大きくなります。
初めての望遠レンズを使うのであれば、300mmくらいが使いやすいでしょう。
まとめ
遠くの被写体を写せる望遠レンズを持っていれば、ミラーレスカメラで迫力ある撮影ができます。
望遠レンズ初心者は、まずは300mmくらいのレンズを選んでおくと、さまざまなシーンで使いやすいでしょう。
どんなものを撮りたいのかをよく考えたうえで、最適な望遠レンズを選んでみてください。
以上、ミラーレスカメラ用の望遠レンズについてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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