動画編集用のパソコンに、グラフィックボードが必要なのかと気になる方もいることでしょう。
そこで、本記事では、グラフィックボードの特徴、必要性、メリット・デメリットなどを紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
Contents
そもそも「グラフィックボード」とは?
グラフィックボードは、パソコンのディスプレイ上に、画像や映像などを出力するためのパーツです。
「ビデオカード」「グラフィックカード」「ビデオボード」「グラボ」などとも呼ばれていますが、この記事ではグラフィックボードと表記しています。
動画編集にグラフィックボードは必要なのか?
グラフィックボードには、「GPU」(Graphics Processing Unit)と呼ばれる画像処理に特化したプロセッサが組み込まれています。
一般的なパソコンでは、CPU(中央演算処理装置)がGPUの役割も兼任しているため、グラフィックボードがなくても映像や画像が映らないということはありません。
最新のパソコンには、高性能なCPUが搭載されているケースも多いので、簡単な動画編集であれば、グラフィックボードを搭載していなくても特に困ることはないでしょう。
ただし、高画質や高解像度の動画をたくさん取り扱う場合は、CPUの負担が大きくなってしまう可能性があります。
CPUに搭載されているGPUだけでは処理が追い付かないこともあるかもしれません。
そのようなケースが想定されるのであれば、パソコンにグラフィックボードを搭載しておいたほうが良いでしょう。
・グラフィックボードがあった方が良いケース
4Kや8Kなどの動画を取り扱って本格的な編集をしたい場合は、グラフィックボードを用意しておくのがおすすめです。
マルチカム撮影、エフェクトをたくさん使う場合、ゲーム実況動画の作成もグラフィックボードを搭載しておいたほうがサクサクと作業が進むことでしょう。
グラフィックボードを搭載するメリット・デメリット
グラフィックボードには、メリットとデメリットがあります。
動画編集のために、グラフィックボードを用意するかどうか迷っている方は、その点をよく理解しておいたほうが良いでしょう。
・メリット
グラフィックボードを搭載すれば、レンダリングやエンコードが早くなります。
また、プレビュー画面もスムーズに表示できるようになるので、ストレスを感じることなく編集作業を進められるようになるでしょう。
・デメリット
デメリットは消費電力が高くなってしまうことです。
パソコンの使用時間によっては、電気代が高くついてしまうかもしれません。
価格の高さもデメリットです。
高いものは10万円を超えるものもあります。
人によっては、自力での取り付けが難しい点もデメリットとなるでしょう。
グラフィックボードの後付け方法
CPUに負担がかかりすぎるので、グラフィックボードを取り付けたいと思った時には、後付けを検討してみると良いかもしれません。
・パソコン内に増設する
パソコンにグラフィックボードに対応しているスロットがあれば増設可能です。
自作パソコンの経験がある方でしたら、自力で取り付けができるでしょう。
難しい場合には、専門業者に相談してみてください。
・外付けグラフィックボード
設置スペースや予算に余裕がある方は、外付けグラフィックボードを導入してみるのも手です。
外付けグラフィックボードは、Thunderbolt3などの専用ケーブルを用いてパソコンと接続します。
組み込み型と違って簡単に取り付けられるのがメリットです。
まとめ
グラフィックボードは、画像や映像などを出力するための重要なパーツです。
CPUがグラフィックボードと同じような機能を兼任していますので、グラフィックボードがなくても簡単な動画編集であればできます。
高度な編集をしたい時やゲーム実況動画、4Kや8K動画などを編集する場合は、グラフィックボードがあったほうが便利です。
お持ちのパソコンにグラフィックボードが搭載されていない場合は、増設もしくは外付けを検討してみると良いでしょう。
以上、動画編集用ではグラフィックボードは必要?についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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