動画編集を行う際に、映像のカットや画質の修正などをしたら完成という方も少なくありません。
ですが、それでは初心レベルから抜け出せません。
動画編集の際はSEも重要です。
この記事では、SEの重要性や方法などをご紹介していきます。
SEとは
SEとは、Sound Effectの略語で、日本語に訳せば効果音のことです。
映像のバックで流れるBGMとは異なり、音楽ではありません。
映像の中の状況をわかりやすくしたり、視聴者の注意を引いたり、シーンにメリハリなどを付けるために挿入される、映像の効果を高める音のことです。
たとえば、お煎餅を食べるシーンの「パリッ」という音や朝になった時の「コケコッコー」といった鶏の声、車が動き出す時のエンジン音やタイヤの音なども効果音の一つです。
SEが重要な理由
動画というと、どうしても映像そのものに注目してしまいがちですが、動画は目に入る情報である映像と、ストーリーやどんな内容かといった中身、そして音で構成されています。
そのため、映像だけでなく、耳から入ってくる情報である音の効果も外せません。
BGMはシーンの雰囲気を出すことやシーンを盛り上げる役割を果たしてくれます。
これに対して、SEは映し出されている状況をわかりやすく伝えたり、視聴者の注意を喚起したり、メリハリづくりにも役立ちます。
動画のクオリティを高めやすい
映像の品質が高く、ストーリーも興味深く洗練されていて、BGMやSE、テロップなどもバッチリという動画は理想的です。
もっとも、知識や技術、センスを持ち合わせていないと、なかなか全体的に高いレベルの動画は制作できません。
動画のクオリティのレベルアップのために、まずチャレンジしてみたいのがSEです。
高性能なカメラも持っていないし、撮影のテクニックもない、内容もいまいちおもしろくない、BGMを選ぶセンスもないといった方でも、SEを活用できるようになれば、だいぶ動画にメリハリがつき、おもしろみも増してきます。
実際の音よりSE
たとえば、ソロキャンプで焚き火をしているシーンを動画にするとしましょう。
炎がパチパチと燃える音などが入ると臨場感が出て、心地良い雰囲気を醸し出してくれます。
ですが、高性能マイクで別録しないと音が入らない場合やそもそもそんな音はほぼしない状態かもしれません。
そんな時には、炎が揺らめく映像に、パチパチと燃える効果音をプラスすればいいのです。
家族の誕生日にステーキを焼くといった動画を撮りたい際に、ステーキをフライパンで焼く音はきれいに録れていますか。
そもそも、グルメ番組で見るようなジューッとおいしそうな音は出なかったというケースもあることでしょう。
そんな時も、お肉をおいしそうに焼いている映像を撮影することに集中し、動画編集の段階でお肉が焼けるおいしい効果音をプラスすれば、よりシズル感が増した動画に仕上がります。
実際の音よりもSEを使うことで、スムーズに臨場感ある効果的な音を付けることができます。
フリー素材の音源を用いたり、別の音で代用したり、さまざまな工夫が可能です。
たとえば、お煎餅をバリっと食べる音は、実際に口に入れてバリっと鳴るまで頑張るのではなく、手でお煎餅を勢い良く割った時の音などを別録りしたものをSEにしたほうが、おいしそうな音に聞こえます。
お肉を焼く音も、映像の撮影とは別に、油を多めにしいたフライパンにハンバーグなどを投入した瞬間の音を録るなどしてみましょう。
まとめ
SEは効果音のことで、動画の状況をわかりやすく伝えることや視聴者の注意や興味を惹くために重要な役割を果たします。
SEをプラスするだけでも、動画のクオリティがアップするので、状況に合わせてマッチする音を入れられるようになるとベストです。
以上、動画編集で重要になるSEについてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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