動画撮影で気になる再生時のノイズの原因と対処法

カメラで録画した動画を実際に再生してみると、ノイズが聞こえる場合がありませんか。

撮影した現場での雑音というわけではなく、撮影中には聞こえなかったような機械音や操作音といったノイズが入り込んでいることがあります。

また、音のノイズだけでなく、映像にノイズが入ってしまって悩んでいる方もいるかもしれません。

この記事では、動画撮影時に起こりがちなノイズの原因とノイズへの対処法をご紹介します。

動画撮影時に生じるノイズの原因はさまざま考えられますが、よくあるのはカメラやレンズなど機器本体から聞こえてくる作動音や操作音です。

撮影している時は撮影者には聞こえてこないのに、実際に再生すると収録されています。

また、かなり静かな環境で撮影する際には、撮影している間も作動音などの機械音が気になることもあります。

どのような操作を行った場合、どのような機能を作動させるとノイズが起こりやすいのでしょうか。

よくあるのは、カメラのマイク部分に指が触れてしまい、指がすれるような音が収録されてしまうケースです。

また、動画撮影中にズームやダイヤル、ボタンなどの操作を行うと、操作音が入りやすいです。

レンズの動作音、レンズのズームレバーやズームリングやダイヤルの作動音も入り込んでしまうことがあります。

動画撮影時の音声に入り込むノイズを軽減するには、どうすればいいでしょうか。

まず、音を収録しているマイク部に指が触れないようにしましょう。

スマホでの撮影などでマイクがどこにあるのか理解していないと、気づかないうちに触れてしまうことがあるので、位置を確認し、撮影中は触れないようにします。

パワーズームやズームレバーなどの作動音が入り込む場合、機種によってスムーズに対応できる場合があります。

パワーズームやズームレバーのスピードが変更できる機器であれば、ズームのスピードを低速にしましょう。

低速にすることで、ズーム音を軽減できます。

カメラに機能が付いている場合には、カスタムキーにズーム操作を割り当て、カスタムキーズームスピードを低速にしてみましょう。

これにより、カスタムキー操作時のズーム駆動音の軽減が可能です。

また、別売りの外付けマイクを接続できるカメラの場合、内臓マイクで音を録るのではなく、外付けマイクを使用することで、カメラ本体の動作音の記録を抑えられる場合があります。

さらに、外部マイクにローカット機能があれば、ローカット機能を適切に使うことで、動作音の記録が抑えられることがあります。

もう1つ気になるのが画像のノイズです。

ライブ会場や披露宴のキャンドルサービスなどの動画を撮影する場合や遊園地など高速で走る遊具を撮影する場合、暗い中で明るく撮影したい場合やスピードに追い付くため、ISO感度を上げることがあります。

ISO感度を上げることで、手ブレや被写体ブレを防ぐことや暗がりの撮影もしやすくなります。

ですが、ISO感度を上げすぎると画像にノイズが発生するので気を付けましょう。

なぜかというと、ISO感度を上げることで電気信号が増幅してしまうためです。

電気信号が増えることがノイズが増える原因です。

ISO感度によるノイズを防ぐには、上げ過ぎを防ぐことがポイントになります。

ISO感度が上がるほど、ノイズによるざらつきが目立ってくるので、たとえばISO感度の上限を設定できる制御上限感度などを活用しましょう。

動画を撮影する際にマイクに触れることやズームなどの作動音がノイズとして入り込むことがあります。

また、ISO感度を上げすぎると画像にノイズが生じます。

これを防ぐには、作動音が軽減できる設定を行うことやISO感度の上げ過ぎに気を付けましょう。

以上、動画撮影で気になる再生時のノイズの原因と対処法についてでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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