動画編集者には向き・不向きがあります。
向いていない人からすれば、動画編集は大変、めんどくさいなどと感じているようです。
逆に動画制作が大好きという人は、それ自体が趣味になっています。
ここでは、動画編集が大変な理由、楽しんで制作するためのコツなどについてご紹介していきます。
ブログよりも圧倒的に制作に時間がかかる
動画編集の作業は、ブログ制作とは比較にならないほどめんどくさいものです。
動画編集ソフトやアプリに文字入力すれば動画が完成すると考えている方は多いですが、実際はそう簡単にはいきません。
たとえば、作文用紙2枚分800文字のテキストを作成し、それを自動音声に変換すると2~3分程度にしかなりません。
10分の動画制作をしようと思えば、作文用紙10枚分4000文字のテキストが必要になることもあります。
さらに、テキストは何度も読み直して、調整・校正しなくてはいけません。
この作業を怠ると動画をアップロードした後に、誤字脱字だらけ、意味がわかりにくい、といった問題が生じてしまいます。
動画クリエイターが考えているほど、動画の意図は視聴者には伝わらないものです。
クリエイターは自身がすでに理解していることを動画に落としていくわけです。
これに対して視聴者は動画の内容に関する知識を持ち合わせていないことが多々あります。
わかりやすい動画を制作するためには、小中学生が視聴することを想定して制作してみましょう。
難解な言葉は使わず、簡単な言葉でわかりやすく伝えることが大切です。
意外と面倒なのが素材探し
文字だけの動画は素気なく、あまり見てもらえません。
見られる動画を作るためには背景や画像、音声などの素材が必須となります。
これらは、有料素材のほか無料素材があり、後者は利用規約の範囲内であれば自由に使えます。
ただ、動画内容にマッチした素材を探すのは簡単ではありません。
イメージ通りの背景や画像、音声はなかなか見つからないものです。
これらを探すだけで、動画一本につき数時間を要することもあります。
動画というのはドラマや映画のようなものです。
音声しか流れないドラマなど、読み聞かせのようなものでしょう。
ドラマや映画は映像作品であり、これは動画にも言えることです。
動画素材を適当に選んでしまうと、動画の質が下がることになり、視聴者から手抜きと思われかねません。
素材探しは非常に面倒ですが、ここは手抜きをしてはいけない過程です。
動画制作の1日目はテキスト作成、2日目は素材探し、3日目は最終チェックというように作業工程を決めておくことが大切です。
めんどくさいを解消するコツとは
めんどくさいと感じる作業は、嫌々行っていることが多いでしょう。
人は本気で楽しいと感じることに対して、めんどくさいとは思いません。
そこで、動画編集を仕事ではなく趣味と捉えてみましょう。
好きこそものの上手なれということわざの通りです。
動画編集を楽しむためには、自分が制作していて楽しいテーマを選ぶことがポイントです。
嫌なことを続けるのはストレスを感じますし、モチベーションも上がりにくいでしょう。
動画視聴者が増えて収入を得られるようになればそれがモチベーションになりますが、初期の段階では1円にもなりません。
つまり、無収入の期間をいかに楽しむかが重要になります。
そのためには、視聴者に無理をして合わせるのではなく、自分が本当に楽しいと思えるテーマに絞って動画制作をしていくのがコツです。
人は趣味・娯楽に没頭している時、時間を忘れてしまうのです。
まとめ
ブログ制作の実績があれば、動画編集も問題なくできると考えている方は多いでしょう。
しかし、実際は労力・時間ともに、大変さはブログの制作の比ではありません。
まとまった時間の動画制作をする際には、膨大なテキストが必要、素材探しに時間がかかる、モチベーション維持が大変などの課題があります。
一方で、動画編集を趣味としている人は、めんどくさいとは少しも思っていません。
以上、動画編集はめんどくさいと言われる理由についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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