動画編集のクロップでできること

動画編集のクロップ機能を使いこなしていますか。

使ってみたいけれど、どんな効果があるかわからない方も、そもそもどんな機能か知らない方も、クロップの特徴や効果を知り、活用してみましょう。

クロップとは

動画編集機能の一つである、クロップは動画の不要な部分を取り除ける機能です。

クローズアップしたい場所や強調したい場所がある際に、それ以外の場所をクロップすることで、強調したい部分だけを目立たせることが可能です。

また、クロップ機能を使うことで、動画を2分割や4分割などに分割することができたり、画面内に境界線を入れたり、映像の上下に黒枠を付けてシネマのようなスタイルにしたり、ワイプを作って設置することもできます。

クロップを使うメリット

クロップを使うことで、動画に与えられるメリットの1つはインパクトある動画にできることです。

たとえば、複数の出演者がいる動画で特定の人の顔にフォーカスをすることや暗闇に打ち上げられる花火だけをフォーカスするなどできます。

料理の仕方を教える動画で、手元のフライパンだけを切り取って見せるなどもできます。

ここを見てほしいという場面をはじめ、動画にメリハリをつけ、印象に残る動画の制作が可能です。

もう1つのメリットは、1つの画面の中に、2つ以上の画面を同時に表示できる分割映像にできることです。

複数の出演者がいる時に画面分割ですべての人を一気に映し出すことや別の映像を見ながらのリアクションをワイプで映し出すなどの演出ができます。

3つ目のメリットは、動画のアスペクト比を調整しやすくなることです。

YouTubeやTwitter、Instagramなど、投稿したいSNSによって動画の表示比率が違うのをご存知でしょうか。

複数のSNSを使いこなしている方も多いと思いますが、媒体ごとに動画の比率を変えるのは大変です。

クロップを使うことで、どの媒体で見ても不自然にならないように調整することが可能です。

クロップの仕方

クロップの仕方は、使う動画編集ソフトやアプリによっても異なりますが、よくある方法は以下の通りです。

クロップを適用したい動画を開き、編集機能のエフェクトの中からクロップを探します。

クロップの枠が出るので、適用したい場面や場所にドラッグ&ドロップしましょう。

動画編集ソフトやアプリにもよりますが、四角形をはじめ、円や楕円など好きな形でクロップすることも可能です。

パーセンテージを変更することで、アスペクト比を変更することもできるので、必要に応じて設定しましょう。

最初はクロップをしても、思ったような映像にならない場合やイメージと違うと思うかもしれませんが、何度かやっているうちに、自分のイメージに合うクロップができるようになってきます。

うまくいかないな、何かが違うと思ったら、ほかの投稿でクロップが活用されている動画を見て研究してみましょう。

トリミングとの違いに注意

動画編集のクロップは、静止画像の編集におけるトリミングした後の状態に似ています。

一方、動画編集のトリミングは、映像をクローズアップする機能ではなく、尺を短くする機能です。

動画編集におけるクロップとトリミングでは、行えることや適用後の状態に大きな違いがあるので気を付けましょう。

まとめ

クロップとは、動画の場面で不要な部分を切り取り、残りの部分を強調できる方法です。

強調したい部分を目立たせることができるので、メリハリがつき、インパクトのある動画に仕上げることができます。

また、1つの画面の中に、2つ以上の画面を同時に分割表示させることもでき、ワイプの演出も可能です。

動画のアスペクト比を調整したい時にも役立ちます。

以上、動画編集のクロップでできることについてでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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