モーショングラフィックスは文字や図形、イラストなどにさまざまな動きを付けられる技術です。
モーショングラフィックスをする場合に、どんなグラフィックをどう動かすか悩むことやアイディアが浮かばないことはありませんか。
そんな時には、モーショングラフィックスを用いた動画などを見て、何をどう動かしているのか、何を表現しているか、どんな効果が期待できるかなどを参考にするのがおすすめです。
この記事では、モーショングラフィックスをうまく使っているCMやプロモーションビデオなどをご紹介します。
Contents
モーショングラフィックスの要素が詰まった作品
トヨタのC-HRのCMでは、CROSSOVER THE WORLDをテーマに、コラボCMが展開されました。
その中でも、モーショングラフィックスの要素が詰まった作品が原哲夫さんとのコラボバージョンです。
「北斗の拳」の作者として知られる漫画家の原哲夫さんが描いた、トヨタのC-HRが爽快に動き回るモーショングラフィックスに仕上がっています。
ロゴを動かす
企業やブランドのロゴなどを動かすモーショングラフィックスは、企業の認知度アップやブランドのアピールに役立ちます。
プロモーションビデオのオープニングに、ロゴマークが動くアニメーションが登場することで、視聴者の興味を惹きつけることや印象を残すことが可能です。
たとえば、Money Forwardクラウドのプロモーション動画では、冒頭でロゴにアニメーションをつけるモーショングラフィックスが活用されています。
リキッドモーションを活用した動画
https://www.youtube.com/watch?v=S_rW3chUOHY
リキッドモーションとは、液体が流れるように滑らかに変化していく動きをつける技術です。
自然な流れを演出でき、視聴者に心地良いインパクトを与えることが可能です。
SPEEDAのプロモーション動画では、日めくりカレンダーが吸い込まれる場面でリキッドモーションが適用されています。
モーフィングを活用した動画
モーフィングは、ある物体を別の物体へと変化させる技法です。
予測できない変化を与えることで、視聴者を飽きさせず、興味を持ってもらえます。
JAグループ千葉のプロモーション動画では、共済・ローン・貯金・健康診断というシーンにモーフィングが適用されています。
イラストがシームレスに次々に変化していくのがおもしろいです。
キネティックタイポグラフィを活用した動画
https://www.youtube.com/watch?v=U7CPP9qn14Q
キネティックタイポグラフィとは、文字にねじりや歪み、伸縮といったさまざまな動きを付ける技術です。
文字が変化していくのがおもしろく、興味を惹くことができます。
たとえば、企業名やブランド名、商品名をはじめ、キャッチコピーや伝えたい短いメッセージなどを、視聴者に印象づけたい場合や覚えてもらいたい場合に有効です。
株式会社じげんの企業ビジョン動画では、キネティックタイポグラフィが随所に適用されています。
文字やメッセージに合わせて多様な動きや変化をつけることで、伝えたいメッセージなどを効果的にアピールできます。
グレインを活用した動画
https://www.youtube.com/watch?v=6CKse7hT_2Y
グレインとは映像に細かいドット、粒子を散らばせる技法です。
点の密度を調整することで、自然な質感やレトロ感、リアル感を与えることや手作り感などの演出ができます。
東京商工会議所のブランディング動画においては、渋沢栄一の人物写真にグレインが適用されています。
写真でありながら、自然な質感やリアル感が生まれ、偉大な人物の実績が感じられる印象を残す動画に仕上がりました。
まとめ
モーショングラフィックスにはさまざまな技法があります。
どこで何をどう動かしたらいいか悩んだ時やどんなモーショングラフィックスにすればいいか思い浮かばないといった時には、参考になる動画を見て、アイディアやセンス、テクニックやノウハウを学びましょう。
以上、モーショングラフィックスを手掛けるために参考にする作品についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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