ビデオカメラやミラーレスカメラなどで動画を撮影する際には、 フレームレートの設定が必要です。
中には、フレームレートの意味や適切な数値がわからないという方もいるかもしれません。
本記事では、フレームレートがどのようなものなのかを解説したうえで、動画撮影でおすすめのフレームレート設定、注意点などをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
Contents
フレームレート(fps)とは?
フレームレートは、1秒間あたりに表示されるフレーム(画像)の数を表す単位のことです。
このフレームレートは、24fps、25fps、30fps、50fpsといったように、「fps」で表記されます。
「fps」は、「frame per seconds」の省略形です。
たとえば、24fpsの場合には、1秒間に24枚の画像が表示されることを表しています。
・高フレームレートの動画ほど滑らかできれいな映像になる
動画は、たくさんの静止画を連続して表示することで、滑らかに動いているような効果を出しているのです。
紙をパラパラとめくることで絵が動いているように見える「パラパラ漫画」をイメージすると理解しやすいかもしれません。
フレームレートの数値が高くなるほど、1秒間あたりに表示される画像数が増えるため、より滑らかな映像となる仕組みです。
美しい映像が求められるゲーム、3D映画などでは、高フレームレートが採用されています。
フレームレートの注意点
フレームレートの数値を高くすると、滑らかで美しい映像になります。
ただし、フレームレートが増えると、データ量も増えてしまいます。
高フレームレートの動画では、1秒間に表示される画像数が多くなるため、データ容量が大きくなってしまうのです。
データ容量が大きな動画は、ストレージの容量を圧迫しやすくなりますので、たくさんの動画を保存する場合には気を付けたほうが良いでしょう。
また、フレームレートが高くなると、通信料も大きくなってしまいます。
通信料金が高くなったり、ネットワーク回線に負担がかかったりするリスクがある点にも注意してください。
用途別!おすすめのフレームレート設定
動画を撮影する際に、フレームレートが低すぎると、カクカクとした映像となってしまいます。
反対に、フレームレートが高すぎるとデータ容量が大きくなってしまいますので、用途に合わせて適切な数値で設定するようにしましょう。
・防犯カメラ
防犯カメラや監視カメラなどの場合は、フレームレートは低くても問題はありません。
3fps~5fpsくらいのフレームレートにしておくと良いでしょう。
・映画の撮影
映画のフレームレートは、24fpsが一般的です。
最近多い、シネマティックな映像表現も24fpsで撮影されています。
・Web会議やリモートデスクトップなどの撮影
Web会議やリモートデスクトップなどの映像を撮る場合には30fpsが最適です。
日本のテレビやDVDなどでも、30fpsが採用されています。
・3D映画やスポーツシーン
3D映画やスポーツシーンなどの撮影では、120fps~240fpsにしておくと良いでしょう。
・動画投稿サイト
大手動画投稿サイトのYouTubeでは、24fps~60fpsまでのフレームレートに対応しており、それ以外のフレームレートでの投稿も可能です。
スポーツシーン、動きが激しい被写体を撮る場合には、60fpsにしておくと良いでしょう。
まとめ
フレームレートは、1秒間あたりに表示されるフレーム(画像)の数を表す単位であり、「fps」で表記されます。
フレームレートが高くなるほど、滑らかな映像になりますが、ファイルサイズが大きくなる点には注意が必要です。
動画投稿サイトへ投稿するのであれば、24fps~60fpsくらいが最適です。
動画を撮影する際には、用途に合わせて最適なフレームレートを選ぶようにしましょう。
以上、動画撮影時に知っておきたい「フレームレート」についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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