動画編集で使うピー音は、顔出しして動画制作をする際によく使われる効果音です。
テレビでもおなじみの演出で、不適切な部分をわからなくするメリットがあります。
ここでは、ピー音が必要になる場面、上手な使い方などについて説明しています。
動画編集作業ではピー音が必要になることも
放送禁止用語を話さなければ、ピー音は不要と思うかもしれません。
しかし、人間は時に失言し、偏見・差別を助長してしまうことがあります。
どんなに注意しながら話していても、失言するリスクはあるのです。
文章であれば何度も校正・校閲し、必要に応じて修正ができます。
一方で、音声は修正ができないため、その部分を消すためにピー音を使用するわけです。
昔は当たり前に使用されていた言葉が、現在では放送禁止用語に該当するケースが少なくありません。
また、放送禁止用語ではなくても、自己の判断において自主規制をするケースもあるでしょう。
法律の観点から見れば問題なくても、相手に不快感を与える可能性がある音声にはピー音を入れるのが好ましいです。
なお、ライブ配信は動画をそのまま流すため、不適切な部分を編集できません。
ピー音を入れて動画編集ができないため、言葉選びには注意しましょう。
何気なく言った放送禁止用語が原因で、多くの視聴者を失うという話はよくあることです。
ピー音以外ではダメなのか？
不適切な音声を消す時は、ピー音が使用されることが非常に多いです。
それ以外の効果音を使用するのもありですが、幅広く普及しているのはピー音で、多くの人がこれに慣れています。
ピー音は音声をかき消すのに都合が良く、ほかの効果音よりも積極的に活用されているのです。
ピー音はフリー音声としても配布されており、これは無料で利用できます。
ただし、利用規約の範囲内で使用する必要があり、たとえば使用できる動画プラットフォームが限定されることがあります。
また、素材を利用したページにクレジット表記をする、素材提供元のリンクを貼るなどもよくある規約です。
ピー音だけで音声を消せない場合は？
不適切な音声の音量が大きすぎる場合は、ピー音のほうが負けてしまう可能性があります。
ピー音を重ねても不適切な用語が視聴者にわかるようでは意味がありません。
そうした場合は、ピー音を入れることに加えて、不適切な音声の部分だけボリュームを抑える対策をしてください。
ここで大切なのは、パソコンやモニター、ヘッドフォンの音声を最大にしても、不適切な音声が聞こえないようにすることです。
ピー音なしで問題の音声だけ消すのはあり？
不適切な言葉がわからなくなる点では問題ありませんが、該当の音声だけを小さくすると味気のない動画になってしまいます。
急に音声が聞こえなくなれば、視聴者はパソコンや動画プラットフォームに故障が起きているのだと思ってしまう場合もあるでしょう。
そうした理由から、該当箇所を無音にするだけでなく、ピー音を重ねたほうが良いのです。
それにより、視聴者はどんな発言をしたのか察しやすくなるメリットもあります。
もともとピー音はテレビで活用されていた演出手法ですが、現在では個人で動画配信する方も利用しています。
動画の冒頭でピー音を流すだけでも、視聴者は続きが気になって見たくなるのです。
まとめ
動画編集で使うピー音は、放送禁止用語や自主規制用語を消すために活用されています。
音声の一部を消す効果音は数多くありますが、特によく利用されているのがピー音です。
使用に際して重要なのは、消すべき音声をしっかりとわからなくすることです。
ピー音を重ねても放送禁止用語が聞こえてしまうようでは意味がありません。
必要に応じて不適切用語の部分の音声を消すなどし、そこ部分にピー音を重ねるようにしましょう。
以上、ピー音は動画編集不適切な音声を消すための定番効果音についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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