トランジションの作り方

動画の場面遷移をかっこよくサポートしてくれるトランジションが入ると、継ぎ接ぎの映像も美しくまとまります。

この記事では、動画の流れを美しくまとめてくれるトランジションの役割や作り方をご紹介していきます。

トランジションの役割

動画の中にはカメラを止めずに、一発撮りするものもありますが、長尺の動画やテーマによっては、長時間の動画をカットすることや複数の動画を切り貼りして組み合わせることもあります。

たとえば、1日のライフスタイルをところどころ紹介したり、料理のレシピ紹介で制作途中を少し飛ばしたり、旅行動画で巡ったスポットを次々に切り替えて紹介していくような動画です。

この時、ただ切り貼りしただけでは、いかにも省略したように見えることや映像が飛んだように見えてしまいます。

そこで、トランジションと呼ばれる、ちょっとした映像や動きを加えることで、きれいに次の展開につなぐことができます。

トランジションの基本の作り方

トランジションを作るには、トランジョンが作れる編集ソフトやアプリを使うとスムーズです。

と言っても、作成してうまく映像に乗せるにはそれなりのテクニックが必要で、何度も試して経験を積んでいかなくてはなりません。

ですが、ソフトやアプリにはあらかじめトランジョンを入れるための便利な機能が搭載されていることやさまざまなエレメントが揃っているので、トランジョンを作ることや挿入がしやすいです。

さまざまなエレメントから選択することやオリジナルの素材などを使うことで、動画の内容やシーンに合わせたオリジナルのトランジョンが作れます。

ソフトやアプリがなくてもトランジョンを作れる方法

わざわざソフトやアプリを用意するのは面倒、使いこなせないと思っている方や手間をかけずにパパっと作れないかと考えている人には、別の方法もあります。

それは、一般的な動画編集アプリにも搭載されているフィルターエフェクトを使う作り方です。

まず、フィルターのクロマティックアベレーションを、トランジョンを入れたい動画の上のタイムラインに追加しましょう。

切り替えのタイミングに合わせ、表示時間を1秒に設定してください。

この設定により、動画の切り替わり時に画面にノイズが走ります。

ノイズがトランジション代わりとして、ちょっとした演出が可能です。

エレメントのみで作る方法

アニメーションなどをトランジションにするのは理想的ですが、アニメーションを作る高度なテクニックが必要になります。

初心者でも基本的チャレンジしやすいのは、エレメントのみを使用する方法です。

エレメントが次々と画面を埋め尽くすことで、映像と映像の切り替えの継ぎ目が隠れ、スムーズに次の画面へと遷移します。

編集ソフトに搭載されているエレメントでもいいですし、自分で用意したオリジナルの素材でも問題ありません。

継ぎ目になる前の映像にドラッグ&ドロップでエレメントを挿入したら、プレビュー画面でサイズとポジションを設定しましょう。

エレメントを複製し、ポジションと角度を調整します。

次のトラックでは前のトラックより、ワンフレーム遅れて出現するようにドラッグして調整しましょう。

これを繰り返し、画面全体が隠れるようにエレメントをどんどん追加していきます。

追加したエレメントは、動画クリップの右端に揃うように、きめ細やかに調整しましょう。

今度はエレメントをすべて複製したうえで、複製元のエレメントとつながるように、複製したすべてのエレメントの左端が揃うように移動してください。

エレメントで、画面をすべて埋め尽くすように配置するのが重要なポイントです。

この方法で作ったトランジションは、まずエレメントで画面がすべて埋め尽くされ、次にすべてのエレメントが消えると、動画のシーンが切り替わっているという動きになります。

まとめ

動画のシーンが切り替わる際に、トランジションを入れるとかっこよくなり、違和感もなくなります。

トランジションを作るには作成ソフトやアプリを使うのが便利ですが、フィルターエフェクトを使う裏技もあります。

初心者はエフェクトを埋め尽くす方法から試してみましょう。

以上、トランジションの作り方についてでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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